Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/hma/kuraterrace.jp/public_html/cms/wp-content/plugins/types/vendor/toolset/types/embedded/includes/wpml.php on line 646

Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/hma/kuraterrace.jp/public_html/cms/wp-content/plugins/types/vendor/toolset/types/embedded/includes/wpml.php on line 663
クラテラス通信|クラテラスたつの
クラテラスたつの

クラテラスたつの店長の
ちょこっとたつの歴史探訪

全国醤油業界功労者 横山省三さん

我々が働いている「醤油の郷 大正ロマン館内」にはこのような立派な像が立っております。
陶像と書かれています。陶器でできているんですね。お腹のところで切れているのは、窯のなかに

入りきれず2回にわけて、作られたそうです。これだけ大がかりに作られたのを見ると

非常に功績の高い人だったとうかがえます。

横山さんは、1849年醤油醸造の名門横山家に生まれ、少年時代は大阪で醤油販売業を営む伯父のもとで昼は商業見習い、夜は学業に励んだそうです。
15才のときに父が病気で倒れたため、龍野に帰り家業を継いでいます。
このころ龍野では明治維新とともに龍野藩の保護奨励策がなくなり、業者間の自由競争が激化し、粗製乱売で業界は混乱。
地域経済破綻の兆しが見え始めていました。
そのときに横山さんは、醤油醸造を辞めて産地の名誉挽回と発展のため献身することを決意し、龍野に龍野醤油造元仲間という組織を結成しました。
なんと27才の若さで組長に選任されます。

これが龍野醤油の組合の前身となっているわけですね。
この方は兵庫県議会議員にもなられて、地域の政治にも参画されて活躍されています。
醤油を販売するクラテラスにとっては、「この人がいなくては今がない。」とまさしく言える人物の一人であるでしょう。

龍野には日常の風景になってしまっているけれど、実は・・・と思うことが盛りだくさんです。
これからもふとした風景を切り取って、「たつの歴史探訪」をお伝えできればと思います。