クラテラスたつの特別企画「五感で楽しむ発酵文化の町巡り」が3月8日に開催されました。
たつの市は、うすくち醤油をはじめ、甘酒、味噌、糀などの発酵文化が盛んな町です。
天正15年からたつのの発酵文化は町に根付き、今でも至るところにそのなごりを感じることができます。
発酵の歴史と美味しさの秘密を紐解くため、以下のメニューで町巡りが行われました。
参加者のみなさんには、うすくち醤油、濃口醤油、再仕込み醤油、たまり醤油をテイスティングしていただきながら、醤油の加工方法の違いについて学びました。
井戸糀店は、たつので最後の糀屋として、昔ながらの手法と道具を使い、すべての工程を自らの手で作ることにこだわっています。
こちらでは百年近く経つ糀室の中に入らせていただきました。
糀から発する熱を肌で感じ、貴重な体験となりました。
樽、蓄音機、看板など、昔の生活道具や醤油製造に関連する道具が展示されているミニ博物館。
当時のたつのの暮らしが伝わってくる空間です。
明治時代から息づいている酵母菌を用い、伝統的な製法でじっくり時間を掛けて、ここでしか出せない醤油の味を作っている醤油蔵です。
醤油工場に入った瞬間から感じる醤油の香りが心地いいです。
昼食には地元農家の無農薬野菜を中心としたランチブッフェをお楽しみいただきました。
自家製おぼろ豆腐や卵かけごはんには、醤油を掛けて。
先ほど学んできたからこそ、醤油の美味しさをご堪能いただけたことでしょう。
レクチャーとレクチャーでは「聴覚」を
井戸糀店では「触覚」を。
カネヰ蔵ミニ博物館では「視覚」を。
末廣醤油工場では「嗅覚」を。
ブッフェランチでは「味覚」を。
それぞれ、五感を刺激した今回のプログラム。
クラテラスからすべて徒歩移動できる近場に、さまざまな発酵食品や文化を堪能できるスポットがあります。
発酵食品の販売を行っている店舗もありますので、ぜひ一度お立ち寄りください。